「非配偶者間人工授精」という言葉を目にしたものの、具体的に何を意味するのかわからない──という方は少なくありません。一般的には「AID」という略称で呼ばれることが多いこの用語は、精子提供を検討する方にとって最初に理解すべき基本概念のひとつです。
この記事では、非配偶者間人工授精(AID)の定義、通常の人工授精との違い、日本での実施状況について丁寧に解説します。
非配偶者間人工授精(AID)の定義
非配偶者間人工授精(Artificial Insemination by Donor:AID)とは、配偶者ではない第三者(ドナー)から提供された精子を用いて行う人工授精のことです。「配偶者の精子」ではなく「ドナーの精子」を使う点が、通常の人工授精(AIH:Artificial Insemination by Husband)との違いです。
日本では主に、男性側に精子がない無精子症や重度の乏精子症の夫婦が対象とされてきましたが、近年では選択的シングルマザーや同性カップルの利用も増えています。
AIH(配偶者間人工授精)との違い
▶ AIH(Artificial Insemination by Husband)
配偶者(夫)の精子を用いた人工授精です。夫の精子を採取し、洗浄・濃縮処理を行った上で、子宮内に直接注入します。一般的な不妊治療のステップとして広く行われています。
▶ AID(Artificial Insemination by Donor)
ドナーの精子を用いる点以外の手技は、基本的にAIHと同じです。洗浄・濃縮処理を行った精子を子宮内に注入します。ドナーの精子は凍結保存されたものを解凍して使用するのが一般的です。
日本におけるAIDの実施状況
日本でAIDが初めて行われたのは1948年で、慶應義塾大学病院がその先駆けです。以降、大学病院を中心に実施されてきましたが、ドナー不足が深刻化しており、近年はAIDを実施する医療機関の数が減少傾向にあります。
日本産科婦人科学会のガイドラインでは、AIDの対象を「法律上の夫婦」に限定しており、独身女性や同性カップルは対象外とされています。このため、日本産科婦人科学会の枠組みに入らない方は、民間の精子バンクを利用するケースが増えています。
▶ ロジカル精子バンクの女性入会方法はこちら
AIDの妊娠率と費用の目安
▶ 妊娠率
AIDの1周期あたりの妊娠率は、年齢や身体の状態によって異なりますが、一般的に5〜15%程度とされています。複数回の施術を重ねることで累積妊娠率は上がっていきます。通常の人工授精(AIH)と同程度の妊娠率ですが、凍結精子を使用する場合は新鮮精子より運動率がやや低下するため、若干成功率に影響する可能性があります。
▶ 費用
医療機関でのAIDの費用は、1回あたり1〜5万円程度が一般的です。ただし、精子の提供元(病院内のドナープログラムか、外部の精子バンクか)によって別途費用が発生する場合があります。また、排卵誘発剤やホルモン検査などの付随する検査・治療費も含めて考える必要があります。
AIDを検討する際に知っておくべきこと
▶ 告知の問題
AIDで生まれた子どもに「精子提供で生まれた」ことを伝えるかどうかは、当事者にとって大きなテーマです。以前は「告知しない」が一般的でしたが、近年は「出自を知る権利」の観点から、早い段階で自然に伝えることを推奨する流れになっています。
▶ 心理的なサポート
AIDを検討する段階から、カウンセリングを受けることが推奨されています。夫婦間の合意形成、将来の告知への備え、子どものアイデンティティへの配慮など、心理的な準備は医療的な準備と同じくらい重要です。
AIDと精子バンクの関係
AIDは医療機関で行う人工授精の手法ですが、その精子を供給する役割を担うのが精子バンクです。医療機関が独自にドナーを募集するケースと、外部の精子バンクから提供を受けるケースがあります。ロジカル精子バンクは提携クリニックとの連携により、AIDによる精子提供にも対応しています。
▶ 提携クリニック一覧はこちら
精子提供のご相談はロジカル精子バンクへ
ロジカル精子バンクは、独身女性・同性カップル・不妊夫婦すべてを対象とした精子提供サービスです。感染症検査済み・身元確認済み・契約書完備。まずは無料ヒアリングからお気軽にご相談ください。
▶ お問い合わせ(無料ヒアリング)はこちら
▶ 精子提供までの流れ|女性入会方法・料金|お問い合わせ(無料ヒアリング)
TEL:045-883-8909
感染症検査済み・身元確認済み・契約書完備|返金保証あり
▶ まずは無料ヒアリングを申し込む



コメント