卵管造影検査とは?精子提供を受ける前に確認しておきたい大切な検査
精子提供を受けて妊娠を目指すにあたり、まず確認すべきことの一つが「卵管の通過性」です。卵管は卵子と精子が出会う唯一の場所であり、ここが詰まっていると自然妊娠や人工授精での妊娠が難しくなります。
卵管造影検査(子宮卵管造影検査・HSG)は、卵管が通っているかどうかを調べる基本的な検査です。この記事では、精子提供を検討している方に向けて、卵管造影検査の仕組みや受け方をわかりやすく解説します。
卵管造影検査の仕組み
造影剤を使って卵管の状態を可視化する
卵管造影検査は、子宮口から細いチューブ(カテーテル)を挿入し、造影剤を注入してレントゲンで撮影する検査です。造影剤が子宮から卵管を通ってお腹の中に広がる様子を確認することで、卵管の通過性と子宮の形態を評価します。
不妊原因の約25〜35%は卵管因子と言われており、精子提供を受ける前にこの検査を行うことで、最適な治療方法の選択につながります。
卵管造影検査でわかること
▶ 卵管の通過性
左右の卵管がそれぞれ通っているか、詰まっている(閉塞)か、狭くなっている(狭窄)かを判定します。
▶ 子宮の形態異常
中隔子宮や双角子宮など、着床に影響する可能性のある形態異常の有無を確認できます。
▶ 卵管水腫や癒着の推測
造影剤の広がり方から、卵管周囲の癒着や卵管水腫が疑われるかどうかも評価できます。
検査の流れと費用
検査のタイミングと所要時間
卵管造影検査は月経終了後から排卵前(月経周期の5〜10日目頃)に実施します。子宮内膜が薄く、妊娠の可能性がない時期が検査に適しています。検査自体の所要時間は約10〜15分程度で、結果は当日わかることがほとんどです。
費用の目安
卵管造影検査は不妊治療の一環として保険適用が可能です。自己負担3割の場合、レントゲンを用いた検査であれば約6,000〜8,000円程度が目安です。超音波を用いた方法は保険適用外で2〜3万円程度かかる場合があります。
痛みについて
「卵管造影検査は痛い」という声を聞いたことがある方もいるかもしれません。造影剤を注入する際に生理痛のような痛みを感じることがありますが、多くの方は我慢できる程度です。卵管が閉塞している方は圧がかかるため痛みが強くなる傾向がありますが、事前に鎮痛剤を服用するなどの対策が取られます。
精子提供との関係:なぜ事前検査が大切なのか
精子提供を受けてシリンジ法や人工授精で妊娠を目指す場合、卵管が通っていることが大前提です。卵管が両側とも閉塞している場合は、体外受精を検討する必要があります。
また、卵管造影検査には検査自体に治療効果があるとされています。造影剤を通すことで軽度の癒着が改善され、検査後3〜6か月は妊娠率が上昇する「ゴールデン期間」と呼ばれています。精子提供のタイミングと合わせて計画することで、より効率的に妊活を進められます。
ロジカル精子バンクでは、提携クリニックとの連携により、検査から精子提供までの流れをスムーズにサポートしています。事前検査について不安がある方は、まず無料ヒアリングでご相談ください。
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