「無精子症と診断された」「閉塞性と非閉塞性で何が違うのか」「TESEで精子が見つからなかったら次はどうすれば」——無精子症は男性不妊の中でも比較的重い診断ですが、近年は治療法・選択肢が広がっており、必ずしも「妊娠の可能性ゼロ」を意味しません。本記事では、ロジカル精子バンクが、閉塞性無精子症(OA)と非閉塞性無精子症(NOA)の違い、TESE/Micro-TESEの位置づけ、そして治療と並行して検討できる選択肢を医学的事実に基づき整理してご紹介します。
無精子症とは|頻度と分類
無精子症とは、精液検査で精子が認められない状態を指し、成人男性の約1%(100人に1人)に見られると報告されています。原因によって2つに分類されます。
▶ 閉塞性無精子症(OA:Obstructive Azoospermia)
精巣で精子は作られているが、精巣から尿道までの通り道(精管など)が塞がっているため、精液中に精子が出てこない状態。先天的な精管欠損・過去の手術・炎症などが原因。無精子症全体の約15%。
▶ 非閉塞性無精子症(NOA:Non-Obstructive Azoospermia)
精巣での精子産生そのものに問題がある状態。原因にはY染色体微小欠失(AZF領域)、クラインフェルター症候群、過去の化学療法などが含まれる。無精子症全体の約85%を占めます。
妊娠の可能性|OAとNOAでどう違う
OAは精子産生自体は正常なため、TESE(精巣内精子採取術)で精子を回収し顕微授精(ICSI)に進める可能性が高いとされています。手術時間は30〜60分程度で完了するケースが多く、回収率もNOAに比べて高めです。
一方NOAでは、Micro-TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)が主に選択され、報告されている精子回収率はおおよそ40〜60%程度(医療機関・症例により幅あり)です。手術時間は2〜3時間程度、保険適用は2022年4月以降条件付きで認められています。
TESE/Micro-TESEの位置づけ
TESE/Micro-TESEは無精子症の現代医療の中核ですが、すべてのケースで精子が見つかるわけではありません。とくにNOAでは40%以上の回収率があるとはいえ、回収できなかった場合の選択肢を事前に考えておくことが、心の準備として大切です。
遺伝的要因の検査(Y染色体微小欠失・染色体検査)は、TESEの成功確率の予測にも参考になるため、診断時に医師と相談することをおすすめします。
治療と並行して考えたい選択肢
無精子症の診断後、次の選択肢として一般に検討されるのは以下です。
・治療継続(TESE/Micro-TESE・複数回挑戦)
・精子提供(AID)の活用
・養子縁組・里親制度の検討
・夫婦・カップルで子を持たない人生の選択
大切なのは、これらは優劣ではなく並列の選択肢であり、「治療を諦める=精子提供」ではないということです。ご夫婦・パートナー間で時間をかけて話し合い、納得のいく道を選ぶことが、後の家族関係にとってもプラスになります。
無精子症のご夫婦のご相談もロジカル精子バンクへ
ロジカル精子バンクでは、無精子症と診断されたご夫婦からのご相談も多く承っています。「TESEを検討しているが、もし精子が見つからなかった場合の選択肢を知っておきたい」「治療と並行して情報収集したい」というご相談も、無料ヒアリングで丁寧にお話を伺います。感染症検査・身元確認・契約書完備の体制で、安心してご検討いただけます。
※医療判断・治療選択については、必ず主治医とご相談のうえで決定してください。本記事は一般的な情報提供を目的としています。
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