用語解説・Q&A

LHサージとは?排卵予測と精子提供のタイミングを左右する重要サイン

LHサージとは?排卵予測と精子提供のタイミングを左右する重要サイン

LHサージとは?排卵の合図を正しく理解しよう

LHサージという言葉は、妊活を始めると必ず目にするキーワードです。LHサージとは、脳の下垂体から分泌される黄体形成ホルモン(LH)が排卵前に急激に増加する現象のことで、排卵日を予測する手がかりとして広く用いられています。精子提供によるシリンジ法でも、LHサージを把握できるかどうかが、タイミングを合わせるうえで重要になります。

LHサージが起こる仕組み

月経周期の中で卵胞が成長すると、卵胞からエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されます。エストロゲンの濃度が一定レベルまで上昇すると、脳の下垂体がそれを合図として受け取り、大量のLHを一気に放出します。これがLHサージです。
LHサージが始まると、成熟した卵胞が破裂して卵子が排出されます。日本産婦人科医会「4.排卵の予測」では、血中LHサージの開始から34〜36時間、ピークからは10〜12時間で排卵するとされています。

LHサージを検知する方法

▶排卵検査薬(尿中LHキット)

最も手軽な方法は、薬局で購入できる排卵検査薬です。尿中のLH濃度を測定し、サージの開始を検出します。次の月経予定日の17日前から毎日検査するのが基本で、できれば1日2回(午前11時〜午後3時が推奨)測定するとサージを捉えやすくなります。同会の解説では、検査陽性から2日以内に排卵を認める確率は91.1%と報告されています。

▶基礎体温との併用

基礎体温は排卵後に上昇するため、単独では排卵日の予測に向きません(同会は、体温陥落日の一致率28.4%、低温相最終日62.5%と紹介しています)。LHサージの検出と組み合わせるのが現実的です。ただし、基礎体温だけでは排卵前にタイミングを合わせるのが難しいため、排卵検査薬との併用が効果的です。

▶超音波検査(医療機関)

クリニックでは超音波で卵胞の大きさを直接測定できます。卵胞径が18〜20mm以上になると排卵が近いと判断され、尿中LH検査や血液検査と併用して最適なタイミングを導き出します。

精子提供でLHサージが重要な理由

精子提供によるシリンジ法では、排卵のタイミングに合わせて精子を受け取る必要があります。精子の受精能力は射精後約72時間、卵子の寿命は排卵後約24時間とされているため、LHサージを検知した当日〜翌日が最も妊娠しやすい時期です。
ロジカル精子バンクでは、タイミングの取り方についてもご相談いただけます。精子提供までの流れで全体の手順をご確認のうえ、無料ヒアリングにお申し込みください。
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LHサージに関するよくある質問

▶Q. 検査薬がずっと陽性のままです

LHがもともと高い体質の方や、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方に見られることがあります。この場合は婦人科を受診し、超音波検査で排卵状況を確認することをおすすめします。

▶Q. 検査薬で陽性が出ません

LHサージの持続時間には個人差があり、急激に上昇して短時間で終わるタイプの方は1日1回の検査では捉えにくい場合があります。1日2〜3回の検査をお試しください。無排卵の可能性もあるため、続く場合は受診が必要です。

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